その 梅の木は…

仕事が終わってから映画を観て来ました。
もちろん「魍魎の匣」（もうりょうのはこ：今更だけど読み仮名）

予想外のスケールのでかさに圧倒されました。
魍魎だ、陰陽道だと言ってる一方で科学的だったり、
近未来的なのに古めかしいかったり、
真逆に位置するようなものが渾然一体と溶け合っている・・・そんな感じです。
街の雰囲気は異国情緒さえ感じるのに
違和感無く受け入れられるぐらい作りこまれています。

ストーリーは原作を結構いじっています。
なかには個人的には納得しかねるところもあったのですが、
そこは関口巽の小説だと思うことにしました。

不条理で、最後は文体が崩壊する…ってね。

というのもスタッフロールで急に流れ出す歌で雰囲気ぶち壊し(笑)
あと、木場修…orz

なんか文句ばかりになったような気もしますが
役者も演出もよくて、相当なかんずく面白かったです(笑)
小説読んでない人でも楽しめるとは思いますが、
読んでいたほうが楽しめる構成になってるかも。
ただし、グロ注意！！


御筥様のお家（というか庭）を見て
すぐに弘道館と分かったのは我ながら上出来☆