あるケミストさん

A　+　B　→　C

こんな感じの化学反応をずっとやってきて
反応率が９０％ぐらいは余裕で達成していたのですが、
１００％に近づけようとするとこれがまた難儀だったんです。


反応温度だったり、
不純物をできるだけ取り除いたりと
いろんなことを試してきたんですが、全然結果が出ず・・・。


これまでの実験データをその化学反応の論文を書いた教授に見てもらったところ、
「いままで確証はなかったのですが、平衡になってますねぇ」

A

+

B

→ ←

C

 正直、平衡反応なんて教科書の中だけの話だと思ってました（ぇ）

そうなると今までやってきたようにただ反応温度を上げるだけではダメなんですね。
温度が高いと反応は速くなるのですが
発熱反応に関しては熱が下がるように平衡が左へ移動する
（ルシャトリエの原理：高校化学で習うお）、
つまり反応率が下がってしまうという諸刃の剣。

さらに今回相談に乗ってもらって、
いままで疑問に思ってきたことがいろいろと解決しました。


そんなわけで長年の悩みがすっきり解消して、書かずにはいられない気分でした。
今回の考察を元に理想へ満身邁進！！

それにしても教授になった人たちは私たちとは頭の出来が違う・・・