八つ墓村 横溝正史

戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目が眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという―大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。 現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作！！ ～解答は第８章から～

推理のポイント

今回の事件は『誰が？』『何故？』を解き明かすことがメインとなります。
というのも『どのように？』に関しては、『誰でも可能』という状況になっているからです。
だから犯人を限定するのが難しいです。

誰も彼も本当のことを言っているか分からない状況になりかねないので、
この人は信用できるという人を見つけて、
その人の証言を軸にして各人の証言と比較検討できれば、
犯人特定の手がかりになると思います

第章から解答とは書きましたが、
そのころには犯人はかなり絞られてしまいますので
話の中盤で犯人が犯してしまうミスを見抜けるかどうかが鍵になりそうです。
できれば第章に入る前に真相を明らかにできれば…と思います。